あなたの周りにインフルエンザにかかってしまった人がいる場合、積極的な予防対策として薬の投与という方法があります。タミフルは以前、異常行動が問題となりましたが吸入型の薬「リレンザ」はどのような効果があり重篤な副作用などはあるのでしょうか?

リレンザでインフルエンザ予防

8月のインフルエンザの感染予防にもリレンザ

日本の一般的な常識で言えば、インフルエンザ感染症は冬に流行するものと認識されていますが、世界規模で見れば、季節に関係なく流行する感染症です。そのため海外の観光客とともにインフルエンザはやってきて、日本人に感染して流行することもあるのです。8月頃に感染するインフルエンザは冬場と同じような症状で、発熱、関節痛、筋肉痛、寒気といったものですが、これに加えて下痢や嘔吐といった症状が強く出るとされ、冬場のインフルエンザよりも症状が重篤になる可能性があります。冬の間に感染予防のワクチンを接種していても、効果は一般的に5ヶ月とされていて、12月に接種しても8月頃に感染するインフルエンザには効果が出ないのです。そのため冬場に接種するワクチン以外にも、別の感染予防が必要になります。抗インフルエンザウイルス治療薬として有名なリレンザは、ウイルスが増殖するために必要なノイラミニターゼという酵素を阻害する効果があるので、治療以外にも感染予防としても使用されています。また吸入タイプのため水を使わずどこでも使えるというメリットがあり、携行するにも邪魔にならないので非常に便利です。体内にほとんど吸収されないため副作用の心配もなく、他の内服薬と違い数十秒で効果が発揮できる利点があり、インフルエンザの治療および予防において多くの医者が処方する薬となっています。リレンザを予防として使うときは、治療として使う時の用法用量とは違い、1日1回の吸入で10日間使用して、服用している10日間のみ予防効果は持続するとされています。そのため8月にインフルエンザが流行したとしても、即効性があるためリレンザをすぐに使用すれば予防として効果が発揮されます。