あなたの周りにインフルエンザにかかってしまった人がいる場合、積極的な予防対策として薬の投与という方法があります。タミフルは以前、異常行動が問題となりましたが吸入型の薬「リレンザ」はどのような効果があり重篤な副作用などはあるのでしょうか?

リレンザでインフルエンザ予防

インフルエンザ治療薬のリレンザは飛沫感染の効果は?

インフルエンザウイルスは、飛沫感染が主な感染ルートです。飛沫感染は感染者のくしゃみや咳と一緒にウイルスが空気中に吐き出され、飛沫が口や鼻から入ったり、飛沫と一緒に吐き出されたウイルスが空気中を漂い、人の喉や鼻の粘膜に付着するところから感染します。インフルエンザウイルスは人の喉から鼻と肺との間にある気道で増殖をし、体内に入った1個のウイルスは24時間後には100万個にも増殖しています。
通常のインフルエンザ治療薬は内服薬で、血液中に入った薬剤が全身に効果が現れるものでした。しかしリレンザはインフルエンザ治療薬として初めての吸入薬で、インフルエンザが増殖する場所である気道に直接作用し、ウイルスの増殖を抑えます。吸引されたリレンザは、1分後にはウイルスの増殖を抑制し始めます。体内のウイルスの増殖が抑えられることで、全身に現れていた発熱などの症状を鎮静化させる効果があります。リレンザの特徴はウイルスが増殖する場所でウイルスの増殖を抑えることにあります。全身に一度に効果を出せなくても、大元で増殖を抑制してしてくれるのです。またリレンザはインフルエンザの治療だけではなく、予防効果もある薬です。インフルエンザは潜伏期間中でも感染してしまいます。症状の出ていない感染者から飛沫感染が起こったとしてもリレンザを予防薬として使用することで、インフルエンザの感染や発症を抑えることが可能です。
しかしリレンザには副作用もあり、小さな子供に吸入させた場合に異常行動が起こったり、もともと気管支の疾患を持っている人は呼吸が苦しくなるなどの症状が起こることがあります。使用後の様子をしっかり観察し、いつもと違う症状があればすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。